ネットカフェ難民

<ネットカフェ難民>「しんどい」と訴える妊婦まで 100人の実態調査
ネットカフェ難民に見る、派遣、転職問題
派遣で働く人が本当に増えてきています。私の会社でも、一般事務をする女性は全て派遣さん。そもそも一般職という職種自体が、もう何年も前になくなってしまいましたし。
ただ、一般事務を目的とした派遣社員の場合、そうそう簡単に契約を切るようなことはない気がします。問題になるのは、専門的な技能を持って社員と変わらず仕事をするような職種に派遣社員を雇う場合。この場合、2,3ヶ月働いてもらって、うーんちょっと、という感じだと契約を打ち切らざるを得ないことがあるのです。
人件費が安く抑えられるので、お客様への提案価格も下げられ、これはなかなかいいかも、という安易な気持ちで派遣社員を入れてしまうと、スキル的にいまいち、あるいはプロジェクトが終わってしまい、でも次の仕事はそんなに予算に余裕がなくて、という場合、これは本当に困ります。そうそうドライに契約を切れるわけでもなく。。。
そういう事が2,3度あったので、やっぱりもう派遣社員を入れるのは今後やめようかと思ってます。多少、単価が高くても、会社対会社で普通に案件単位の契約をして進めたほうが全然気が楽です。
上のリンクに書かれているように、派遣契約を解除されてしまうと路頭に迷うかも…、なんてことを考えると、一層躊躇してしまいます。
でも、皆がそうやって躊躇してしまうと、派遣社員の働き口が減ってしまうから、逆に問題なのでしょうか。いやいや、利益追求が最優先になっている昨今、そんな感傷的なことを考える暇もないケースもたくさんあるでしょうから、きっとそんなことはなく、今後も派遣市場は伸びていくのでしょうね。
利益至上主義、成果主義を進め過ぎるのが問題のような気がしてなりません。かといって、それを全く考慮しないのも、会社のありかたとしておかしな話で。でも、そんなものがなくとも日本経済は戦後の高度成長を成し遂げてきたのではないでしょうか。とするとそのままで良かったはずなのに、今のように変貌してきたのは、一体何がトリガーだったのでしょうか。うーん。。。
次の2冊は大変考えさせられる本であり、今の職場はまさにこの通り、と激しく共感しました。

職場はなぜ壊れるのか―産業医が見た人間関係の病理 (ちくま新書)

職場はなぜ壊れるのか―産業医が見た人間関係の病理 (ちくま新書)

不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)

不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)